こんにちは、介護相談ナースのさやみんです。
あなたももしかして「老後のこと不安だけど、どこに相談していいのかわからない」という悩みを抱えていませんか?
そこで今回は介護相談を電話で24時間対応してくれる窓口があるのかについてお伝えしたいと思います。
介護の電話相談がおすすめな方とは?
まず、どのような方が介護の電話相談がおすすめなのかについてお伝えします。
- 窓口に行きたいけど、行く時間がない(仕事の都合など)
- 一度窓口を利用してみたけど、あまり対応がよくなかった
- 自治体の窓口に、個人情報を話したくない(窓口に知人がいるなど)
- 窓口に行っても、ちゃんと話せる自信がない。人と話すのが苦手など…
どうしても、介護の相談をする場合には、公的な窓口は直接対面で面談してお話することを前提としているところがほとんどです。
しかし、今の実情ではコロナ禍で、人と接触することを避けたいと思う方や、高齢の親の地元に帰りたくても帰れないという方も多く、さまざまな理由で窓口に行けない方もいらっしゃいます。
このような方にとって、電話相談窓口の方が手間や負担が少なくて済むメリットがあります。
あと地方に住んでいる方によくある悩みですが、「役場に知人が勤めているから、あそこには行きたくないんだよ」という方は意外に多いんですよね…
とは言っても個人情報はそんなに簡単に知られないはずですが、それだけ対面で話すことに抵抗がある方が多いんだろうな~と個人的に感じています。
そういった意味でも、これから電話やネットを活用した相談窓口は増えていくでしょう。
まずは行政や地域包括支援センターに相談が基本
実際に病院やネットで1000件以上の相談対応をしてきた立場として言えるのは、まず抵抗がないのであれば「公共の窓口」に相談してほしいということ。
その理由は、基本的な制度や地域の情報は「公共の窓口」の方が手に入れやすいからです。
行政や地域包括支援センターなどに行くと、その地域のパンフレットなどをもらうことができます。
実は、このパンフレットは超優秀!
私も自分の自治体のパンフをもとに、制度の紹介や案内をしていたくらいです。
そしてその地域にあった情報なので、地域以外の相談窓口よりも正確な情報が書かれているのです。
ですので、嫌じゃなければまずは自分の地域(本人が遠方の場合には住所地)の窓口に一度出向いてそのパンフレットだけでも手に入れられたらいいと思います。
そのうえで、わからなかったことや納得できないことを、ここでお伝えするような電話相談やネットの相談窓口を活用してみるのがおすすめと言えます。
とは言っても、なかなか窓口に行けない、行きづらい方は、気軽に利用できる電話やネットの相談窓口から利用してみる方法も有効ですよ。
介護の電話相談をしている24時間対応の窓口ってあるの?
24時間電話相談の対応をしてくれる窓口は、実際に存在します!
もしあなたがすぐにでも相談したい!というのであれば、24時間対応の電話相談というのは非常に助かりますよね?
ですが、電話相談と言っても、その窓口の対応範囲やどういった案内をされるのか、どんな専門家がいるのかを把握していないと、せっかく相談したのに
「納得のいく回答をもらえなかった」「時間の無駄だった」
という結果にもなりかねません。
まず最初に、電話相談だけでなく、他の相談方法のメリットデメリットをお伝えしますので、そこをご理解いただいた上で利用してください。
介護の相談窓口は、方法も種類も多岐にわたっています。ですので、もっともあなたにあった窓口を見つけてもらえたら幸いです。
介護相談の場所・方法の比較とメリット・デメリット
まず最初に「介護のことを相談したい!」となった場合に、どんな場所でどんな方法で相談できるのかを簡潔にまとめてみました。
地域包括支援センター | 病院 | 介護サロン(老人ホームなどで開催) | 企業の相談窓口 | 個人専門家への相談 | |
専門資格 | ケアマネジャー社会福祉士保健師など | 社会福祉士看護師 | 社会福祉士ケアマネジャー | 不明(相手の相談員の情報がない) | ケアマネジャー介護職看護師社会福祉士など |
費用 | 無料 | 無料※入院中の場合は入院費に加算 | 無料~1000円程度 | 無料 | 1000~5000円などさまざま |
相談方法 | 対面 | 対面 | 対面 | ネット・電話 | ネット・電話 |
メリット | 地域の情報が手に入るサービスにつなげやすい | 医療に関するサービスにつなげやすいかかりつけの病院にあるカルテ情報を活用できる | 同じような悩みをもつ人同士でつながれる施設や地域の情報を聞ける | ネットや電話で好きな場所・時間に相談可能施設の情報も一緒に手に入れることが可能 | ネットで気軽に利用できる有益な情報が手に入ることもある |
デメリット | 窓口に出向く必要がある多くの相談対応をしているため、軽い対応で終わることもある | 窓口まで出向く必要がある通院していないと使えないことが多い | 実施している施設や日時が限られる開催場所に足を運ぶ必要がある最近ではオンラインの介護サロンも開催されるようになっている | 相談員の顔やどんな資格があるのかわからない形式的な対応となりやすい施設を斡旋される可能性もある | 自分で専門家を選ばないといけない金額やサービスが人によって異なる |
行政や地域包括支援センターの窓口は平日の昼間のみしか対応できない
当然ではありますが、行政や地域包括支援センターなどの一般的な公共の窓口は平日でかつ昼間しか対応してもらうことができません。
しかも直接窓口に出向かないと、詳細な情報を教えてもらうことはできないため、窓口に行く時間がなかったり、交通手段が限られている方、さらに平日の仕事があるという方には公共の窓口に相談することはかなりハードルが高いと言えるでしょう。
そんな直接窓口に行けない方に、電話相談窓口は非常に便利な相談方法と言えます。
電話で24時間相談できる窓口とは?
上記の表にも書きましたが、24時間電話相談が可能な窓口というのは
- 企業が運営する電話相談窓口
- 個人が運営している相談サービス
- 行政が運営している電話窓口
では細かく見ていきましょう!
1:企業が運営する電話相談窓口
医療や福祉関連の企業では、独自で相談サポート窓口を運営している会社もたくさんあります。
例えば、介護施設を紹介しているサイト「みんなの介護」では年中無休、無料で電話相談を受け付けています。
他にもJA共済では、介護だけではなく、健康や医療など広い範囲で対応してもらえる相談窓口を設けています。
詳しくは下記にまとめているので、参考にしてみてくださいね(*^-^*)
2:個人が運営している相談サービス
企業だけではなく、ケアマネジャーや介護職員、看護師、社会福祉士などさまざまな専門資格を持った方が、介護相談のサービスを提供しています。
例えば「ココナラ」というサイトを見ると、そういった個人の専門家がどんな相談対応をしてくれるのかを詳しいプロフィールと一緒に見ることができます。
こういったサービスは基本的に有料になりますが、一般的な窓口では聞けないような中身の濃い情報を入手できる可能性もあるので、一般的な窓口を使ってみたけど、納得できない、解決につながらないという場合に、利用してみるといいでしょう。
ちなみにですが、この「よりそうかいご」も個別の相談カウンセリングをさせていただいておりますが、大きく違うのはヒアリングを重視し、相談者さんが「本当はどうしたいのか」をしっかり理解し、できる限りの提案をさせていただく方針だということです。
3:地域のよっては行政が相談窓口を運営している場合も!
高齢化が進んできて、介護相談の需要が増えてきたためか、都道府県や市区町村などの自治体がこのような無料の24時間の介護相談窓口を運営するところも出て来ました。
気になる方は
「都道府県名 + 介護相談 + 電話」
などという形で検索をしてみましょう。
住んでいる自治体でこのような窓口があると非常に便利で安心だと思います。
おすすめの電話相談窓口
では最後に、電話やネットで相談できる窓口をご紹介します。随時更新していきますが、情報が古いものもあるかもしれません。
ご理解いただいた上で参考にしていただけると幸いです。
運営者 | 相談範囲 | 対応時間 | 対応者の資格 | 連絡先 |
JA共済 | 健康・介護・育児 | 24時間 | 看護師・ケアマネ | 0120-481-536 |
認知症に関する電話相談 | 認知症 | 10時~15時 | 看護師など | 0120-294-456 |
ほっとライン | 介護・病気・終活など | 予約制(空きがあれば即対応) | 看護師・ケアマネ・社会福祉士・法律専門家など | LINEにて受付 |
最後に…「介護相談ほっとライン」でも介護相談を受け付けています!
こちらのサイト「ほっとライン」でも介護相談を受け付けています。ご希望によってお電話での相談も可能!(※事前予約制とさせていただいております。)
上記でご紹介したサービスよりさらに使いやすく
- LINEで相談できる
- 介護だけではなく、医療や終活などさまざまな分野の専門家が在籍
- 相談された方の希望や状況を詳しくお聞きし、一緒に今後のことを考える
そんな温かい、もう一度相談したい!と思っていただけるような窓口を目指しています。
ぜひお気軽にご相談くださいね(*^-^*)